「なんで俺が女なんだって?」

アッシュフォード学園のある一室
真っ黒な笑みを貼り付けたルルーシュは、引きつり笑を零しているに詰め寄る

「だ、だからさっきゆったじゃん?今日ってばエイプリルフールなんだぞ」
「エイプリルフールだろうが、関係ないだろう 見たかC.Cのあのおもしろそうな笑みを」

は先ほどのC.Cの笑みを思い出して、「ああ…」と納得した

「大丈夫だってば、C.Cがルルーシュのこと本当に女の子なんて思ってるワケないじゃない?」
「それはそうだろうが、C.Cのことだ これから暫く何か嫌なことが起きると思う」

C.Cの性格をちゃんと知っているは、少し苦笑いを零すと、じりじり詰め寄ってくるルルーシュから僅かに距離をとった
負けじと迫ってくるルルーシュに、も引き下がっていく
迫って、引き下がり
それを続けているうちに、ついにの背中には冷たい壁が当たった

「…、ルルーシュくん、来ないでくださいな」
「それは無理だ」
「なんで」
「近づかないとできないからな」
「何を―っ!」

の言葉を聞き終える前に、ルルーシュは近くに置いてあったパイプ椅子に彼女を無理やり座らせた
いきなりのことで、しかも反動がついて勢いよく座らせたせいで、は少々の痛みを覚えた
それに眉を顰めているうちに、ルルーシュの視線を感じたは上を向く

「る、ルルーシュ…?」

アメジスト色の瞳で見下ろしてくるルルーシュに、は声を掛けた
しかしルルーシュはそれに返答することなく、腰を前に屈める
勿論、それはの顔に自分の顔を近づけるためであって

「…っ!…んぅ」

彼女の顔をがっちり固定したルルーシュは、の唇に自分の唇を押し付けた
ゆっくりと、何度も何度も角度を変えながら、苦しいほどのキスを続けるルルーシュ
柔らかいの唇を、味わうかのように舐めるようなキスは、彼女を段々と苦しくさせていった

「ふっ…んん、ぁ…」

さすがに苦しくなったは、角度を変えるときにできる僅かな隙間から、酸素を取り入れようと薄く唇を開く
その瞬間、ルルーシュは自分の舌をの口内へ滑り込ませる

「んふ…っ、る、る…」

いきなり入ってきた舌に驚く暇もなく、ルルーシュはの逃げ回る舌を容赦なく吸い上げた

「むぅ…ぁっ!んんー!!」

荒々しい口付けに、苦しむだが、逆にそれはルルーシュを楽しませた
暫く水音が響いた部屋で、はルルーシュの肩をドンドンと叩く

「…っふ」

それでも引き離してくれないルルーシュに、はぽろりと涙を零した

ピチュッ

そんな音をさせてルルーシュはやっとの唇を離した
2人の間を銀色の糸が繋いだ
ルルーシュはの唇とぺろりと舐めあげ、その糸を切った

「っはぁ、っはぁ…」

肩で息をするの首筋に顔を埋めたルルーシュは、そっと囁く

「俺が男だということをきっちり教えてやろう」

言うが早く、ルルーシュはまだ呼吸の整ってないの首筋を吸い上げる
そしてそのまま歯をたてた

「―っ!」

生ぬるい感覚のあとに襲ってくる刺すような痛みに、は声にならない悲鳴をあげる
ルルーシュの唇が離れた首筋は、真っ白だった肌に小さな紅い花を開かせた

「…ちょっ、るるっ…しゅ!」

の言葉を無視して、ルルーシュは彼女の制服のボタンを外していく
制服といっても、は逃げ回るためにブレザーを脱いでいたので、着ていたのはYシャツだけだった
そのボタンを器用に外していくルルーシュ
しかしそれをが素直にさせるはずもなく、第3ボタンのあたりで、ルルーシュの手を止めた

「何だ」

あからさまに不機嫌そうな声を出したルルーシュに、は顔を真っ赤にさせて俯く

「…や、めてよ」
「駄目だ」

即答したルルーシュは、の鎖骨から谷間にかけて1本の線を引くようになぞった

「やっ…!」

それに過剰に反応したは、手の力を弱める
その隙をついて、ルルーシュは残りのボタンを、全てをとらずに引っ張った
ボタンは全て取れ、床にからんと音をたてて落ちていく
露になった真っ白な肌
は急いで隠そうとするが、ルルーシュがそれをさせない

「ーっ!やだぁ…」

俯くから聞こえるのは、いつもの態度からは想像もできないほど弱弱しく、そして艶があった
そんなの腕を捕まえ、ルルーシュはぞろりと胸の少し上を舐めあげる

「っ、ん…」

ちろちろとしたルルーシュの舌の動きに、最初は抵抗していたものの、段々と腕の力が弱まっていく
それを察してか、ルルーシュは彼女の顔の横で捕まえていた腕を離した
そしてゆっくりとの下着を外す
すると、真っ白な形のよい胸が露になった
ふと、顔をあげてみると、は目をぎゅっと瞑っていて、その閉じられた瞳からは、ぽろぽろと涙が零れていた

「……

さすがに可哀想になったか、ルルーシュはそっとの頬に触れて、さっきとは違った優しいキスをした

「っふ、」
「…でもがいけないんだからな」

そう言うと、止めていた手を動かし始める
ゆっくりと、弾力を確かめるかのように、その柔らかい胸を揉んでいくルルーシュ
は、更に顔を紅くさせて、襲ってくる快感を耐えた

「…くっ、んぅ…はっぁ」

くぐもった声に、ルルーシュは少し不満げな顔をした
まだ、理性は捨てていないようだった
それが気に入らないのか、ルルーシュは手に込める力を少しだけ強める
少しといっても、にとっては痛いほどであって

「んン…はぁ…やっ」

段々と大きく、鮮明になっていく喘ぎ声は、ルルーシュを更に興奮させた
そして、ルルーシュはつんと上を向いている右胸の突起を指で軽くなぞった

「っやぁ…」

その時になってやっとちゃんと聞こえた声に、ルルーシュは笑みを浮かべると、そのまま突起を口に含んだ

「あアっ、んぅ…」

まるで赤子が乳を飲むかのように、丹念に吸い付いてくる舌が、の快感を煽る
口に含んでいない左胸は、手で優しく、しかし時折激しい愛撫をしてやった
その所為で、左胸の突起も既に硬くなっていた

「…嫌がってたわりには、しっかり感じてるじゃないか」
「ーっ…、うっ、ぅ……んアァ!」

ルルーシュの言葉に、差恥心を駆られ、は涙を零すが襲ってくる快感には勝てなかった

「…こっちの方も、どうなっているのかな」

そう言って、ルルーシュの手はするりとの太ももを滑った
妖しいその手の動きに、は身体を捩ってみるが、意味を成さなかった
その内にも、ルルーシュの手は一番敏感なところに達した

「っ!?」

これにはも目を見開いて両脚を必死に閉じようとした
しかしルルーシュはが脚を閉じる前に、華奢なその身体を脚の間に滑り込ませた

クチュ

聞こえた卑猥な水音に、は首を激しく横に振った

「やだ、やだ、やだぁ…!!やめてぇっ」

狂乱したように、いやいやを続けるに、ルルーシュは下着越しに秘部をぐっと押した

「やあァっ!んぅうっ」

の喘ぎ声と同時に、下着には蜜が染み出してくる
決して直接は触らないで、わざと下着の上から指を押し付けてくる、その歯がゆい感覚には唇をかみ締めた
そしていつまでも肝心なことを口にしないに、ルルーシュはため息を1つ吐いてから、下着と肌にある僅かな隙間から指を差し込んだ

「ひゃぁあっ!」
「ふっ、なんだかんだ言ってしっかり感じているじゃないか」
「くっ、んぅぁ…感じてな、んか…やあっ!」

ルルーシュが下着に指を入れると、湿気とともに、ぬるりとした蜜が触ってもいないのに指に付着した
その蜜は、ルルーシュが指を差し込んだ所為でできた隙間から、の太ももを伝ってパイプ椅子にも垂れた
ルルーシュは、その蜜を指にとると、の目の前までもって行く

「…っ、はぁ…んぅ、やだあ、やめ、てよぅ…」

涙目で、顔を真っ赤にさせるは、ルルーシュを興奮させるには充分すぎて
の言葉を待つつもりだったが、ルルーシュはそれを待つことなく、指を勢いよく秘部に挿入した

「やぁあっ!!ふあっ、んんー!」

初めてのその感覚に、は目を見開いてぎゅっとルルーシュの髪の毛を握った

「いっ…うぅん…はぁ、んく…」

しかし、悲鳴に近かったの声も、段々と艶を帯びてきて、そしていつしか甘い喘ぎ声に変わっていた
ルルーシュは浅く挿入を繰り返していたその長い指を、行き成りずぶりと奥まで差し込むと、中をかき混ぜた

「やんっ!ああアっ、んふ、ぅあ」
「そろそろ1本じゃ足りないか?」
「…え?―やぁっ!」

の耳元でそう低く囁くと、ルルーシュは待機させていた中指と薬指まで挿入した
さすがに3本だと中は熱く狭かったが、ピストン運動を繰り返す内に、出入りは楽になっていった

「はぁ、ふぅ…ん」

の表情も大分楽になったところで、ルルーシュは中に入れていた指を鉤爪状にする
中に詰まっていた蜜は、その所為でどろりと、さっきにまして潮を吹いた
ルルーシュはその蜜を気にも留めないで、相変わらず中をかき混ぜる
の頭の中には、ちかちかと白い閃光が見えた

「…ぁん、やっ、ふう…くぅ、る、ルルぅシュ…な、んか変な感じがっするよぅ」
「もうイってしまうのか、ふ、まあいい」
「…はっ、ぁア!」

そう言うが、ルルーシュは中にいれていた指で秘部内の壁をぐっっと引っかいた
は背中を弓にして、びくっと脚を振るわせた

「…あァアああっ!!!」

声の後、は残っていた抵抗の力も全て抜け、くたりとパイプ椅子に身体を預けた
がイったのを確認したルルーシュは、挿れていた3本の指を勢いよく抜いた
空虚感に、は悲鳴をあげたが、ルルーシュはそんな彼女をパイプ椅子から立ち上がらせると、真後ろの壁に手を付かせる
そして、既に大きくなった自身を取り出した
ルルーシュはまだ肩で息をしているの腰を両手で持つとひくひくと引きつっている秘部にそれをぐっとあてがった
は初めての感覚に、目を白黒させて壁に爪をたてる

「…行くぞ」

そう低く囁かれたあと、ルルーシュはを一気に貫いた

「んアっ、ふっ…はぁ」

苦しそうに息を繋ぐもお構いなしと、ルルーシュは何度も何度もを貫く
一々喘ぎ声が変化するに、ルルーシュは興奮して挿入のスピードを速めていった

「…んぅ、ルルッ…、シュっ、速い、よぉ!」
「…っ、俺だって限界が、あるんだよ」

しかしそんなことを言いながらも、自身も快感を求めて自ら腰を動かしていた
ある一室
聞こえるのは時計の針の音と、卑猥な水の音と、口から漏れる喘ぎ声だけだった

「んぁっ、あアん…ふぅ、ル、ルーシュ…もっ、ダメ…っ!」
「…っ、俺もみたいだ…」

2人の頭の中で、再び閃光が弾けだす
それを感じたルルーシュは、これまでより一層強くの腰を打ちつけた

「ーっ!!ああアぁあっア!」

再び背中を弓にさせて、は2度目の絶頂を迎えた
が達した事で、中は急速に締め付けられ、ルルーシュは顔を歪ませる
そしてずるりとそれを引き抜くと、我慢できなかった白い液をの太ももに吐き出した


「…………」

綺麗に着替えさせられ、はさきほどとは違うパイプ椅子に座らされていた
ルルーシュは、何も口にしないに少しばかり焦りを感じ、目の前に屈むと顔を覗きこんだ

「…?」
「……」
「悪かったって、」
「……バカ」

やっと聞こえた声に、ルルーシュはほっと胸を撫で下ろす

「でもこれで分かっただろう?」
「…、最初っからルルーシュが男なんて分かってるもんっ!」
「だがが変なことを言うからな」
「エイプリルフールってゆったのに…」

涙目のの言葉は段々小さくなっていく
ルルーシュは、一つ息をつくと、優しくを抱きしめた

「俺は、としたかったんだ」
「…そんなの理由になんない」
「だって他のやつらに取られるかもしれなからな」

一層抱きしめる腕に、力を込めて、ルルーシュはの首筋に顔を埋めた
は暫く口を閉ざしていたが、そろそろとルルーシュの背中に手を回すと、小さく呟いた

「でも、あたしもルルーシュでよかったよ」

その声に、ルルーシュは口元を緩ませる

少したって戻ってきたとルルーシュの様子が変なことに、C.Cは眉を顰めたが「ルルーシュちゃん」と言ってはにやりと笑っていた
ルルーシュは、至極面倒くさそうな顔で、を見た